英語の表現 "You don't have to..." の意味を解説します。
1. 意味
"You don't have to..." は「あなたは...する必要がない」とか「(無理に)...しなくていいよ」といった意味です。2. 例文
3. 解説
"You don't have to..." を各パーツに分けて説明します。
"You"
"You" は「あなた」という意味です。
"don't"
"don't" は "do not" の短縮形で、否定文(~ない)を作るのに用いられます。
"have to"
"have to..." は助動詞で、「...しなくてはならない」という義務を意味します。 「...」の部分に来るのは動詞の原形(時制や人称で変化していない基本的な形態)です。
"You have to..."
"don't" を伴わない "You have to..." だけだと、「あなたは...しなくてはならない」という意味になります。
全体
"You don't have to..." では、「...しなくてはならない」という意味を持つ "have to..." と否定の意味を持つ "don't" が組み合わさって「...しなくてもよい」という意味を持つに至っています。4. 発音
"You don't have to..." はカタカナでは「ユードントハフトゥ」と表記されるのが一般的です。 "have to" を「...しなくてはならない」という義務の意味で用いるとき、"have" の発音が「ハブ」ではなく「ハフ」と清音になるからです。
ただし、"have" と "to" が続く場合に必ず "have" が「ハフ」と清音になるわけではないので注意が必要です。 あくまでも、"have" と "to" が1つのユニットとして義務の意味で用いられる "have to" に限った話です。(*)
また、"You don't have to..." の実際の発音は、"don't" が「ドン」で "have to" が「ハフタ」という感じなので、「ユードンハフタ」という感じです。(*) 義務の意味ではない "have to" とは、例えば次のようなもの: "...but when the only tool you have to work a stone is a harder piece of stone..." (...石の加工用にあなたが持つ唯一の道具が、加工対象である石よりもっと硬い石だけであるとき...)
この用例では、"tool you have to work a stone" の部分の意味的な区切りが "tool / you have / to work a stone" となります。 "have" と "to" が意味的に分断されているわけです。
"you have(あなたが所有する)" と "to work a stone(石を加工する)" がそれぞれ別途に "tool(道具)" を修飾しています。 "you have" は手前に "that" が省略された関係代名詞節(形容詞節)で、"to work a stone" は不定詞の形容詞的用法(形容詞句)です。