質問:「スケルトン」と「スカル」。 イメージが似る言葉ですが、どう違うのですか? それぞれの意味を教えてください。
回答: 次の通りです:
- スケルトン(skeleton)・・・骸骨、骨格
- スカル(skull)・・・髑髏(ドクロ)、頭蓋骨
スカルはスケルトンの一部なわけです。
「骸骨」と「髑髏」は死体の骨。 「骨格」と「頭蓋骨」は必ずしも死体の骨ではない。
詳しい意味
1. スケルトン(skeleton)
"skeleton" は次の意味でも使われます:
- 骸骨のように痩せた人。
- RPGに登場する骸骨のモンスター「スケルトン」。
- 骨組み、骨子、建造物や物事の基礎的/重要な部分。
- ウィンタースポーツの一種。 うつ伏せでソリに乗り氷の上を滑る競技。 速さを競う。 足ではなく頭の方向に進む。 ヘッドスライディング形式。
- ウィンタースポーツ「スケルトン」で用いるソリの呼称。 4. はスポーツで、5. は道具。
骨子 ・・・ 全体を構成するうえでの重要な部分。要点。眼目。
2. スカル(skull)
「頭、頭脳」の意味
"skull" は「頭、頭脳」の意味でも使われます。 頭蓋骨の中身(脳)を指すわけです。
例えば次の文:
Use your skull and solve the problem.
△ 頭蓋骨を使って問題を解きたまえ。
○ 頭を使って問題を解きたまえ。# マンガや漫才でなら「頭蓋骨を使って問題を解きたまえ」もあり得ます。 「頭を使えよ!」と言われたのを「頭蓋骨を使え」の意味に理解して頭突きをし、「そうじゃない」と突っ込まれます
でも普通は、この例文の "skull" を「頭脳」の意味に理解します。
"solve" は「解く、解決する」などを意味する動詞。「死」の象徴
"skull" は「死」の象徴でもあります。 例えば次:
ドクロ・マーク
毒薬や放射能など致命的に危険な物の表示に使われるドクロ・マークの主役は頭蓋骨です。