「セージ」の2つの意味と、それぞれの語源

質問.セージ」とは、どういう意味ですか?

回答.セージ(ハーブの一種)」という意味と「賢者」という意味があります。 詳細は以下をご覧ください。

元の英語

「セージ」は "sage" という英語をカタカナで表記した言葉です。

「賢者」と「ハーブ」どちらの「セージ」も、元の英語は "sage" という名詞です。
ただし「賢者」の "sage" と「ハーブ」の "sage" とで語源が異なります。 綴りと発音は同じですが別々の言葉なのです。

詳しい意味

「賢者」を意味する "sage"

「賢者」の "sage" は、「知能が高い人」というより「経験に基づく知恵があり、思慮深く判断が適切な人」を意味します。

"sage" は特に年配の人を指します。 長老のイメージですね。
"sage" には「(経験や判断力のおかげで)賢明な」という形容詞としての意味もあります。

ゲームに登場する「セージ」

RPGでは「セージ」は、魔法使いの上級クラス(経験を積んで転職する職業)として扱われるのが一般的です。
ドラクエ6に登場する職業「賢者」も「セージ」のことに他(ほか)なりません。

「ハーブ」を意味する "sage"

ハーブの "sage" は、学名を Salvia officinalis という植物の英名です。

セージは古来よりヨーロッパで食用に用いられてきました。 エッセンシャル・オイル(精油)としても利用されます。

豆知識

  • セージはシソ科の植物。 だからシソに風味が似ている。 パスタ用のトマトソースにセージの代わりにシソを入れても美味しい。
  • セージの学名に "Salvia" とあることから分かるように、セージは観葉植物のサルビア(Salvia splendens)と同じ Salvia 属の植物。 そして、ここだけの話、サルビアは花の蜜を舐められる(甘い)。

語源

「賢者」の "sage"

「賢者」を意味する "sage" の語源は、「理解する、知る」などを意味するラテン語の動詞 "sapere" です。

ラテン語 "sapere" から、「賢明な」を意味する古フランス語の形容詞 "sage" などを経て、英語の "sage" が成立しました。

「ハーブ」の "sage"

ハーブのを意味する "sage" の語源は、「(ハーブの)セージ」を意味するラテン語の名詞 "salvia"(*)です。 そこから同じく「(ハーブの)セージ」を意味する古フランス語 "sauge"(2)などを経て、英語の "sage" が成立しました。

(1) 植物の「セージ」や「サルビア」の学名 "Salvia" は、「セージ」を意味するラテン語に由来するわけです。

(2) 肉の「ソーセージ(sausage)」を想起させますが、ソーセージは無関係です。 「ソーセージ」の語源は、「塩を加えた」を意味するラテン語 "salsus"。

"salvia" 以前の語源

ラテン語 "salvia" のさらに前の語源は、「安全、健康、損なわれていない」を意味するラテン語の形容詞 "salvus" です。

セージが薬草として(*)利用されていたので、セージの呼称として「健康(salvus)」に由来する言葉(salvia)を用いるようになったと言われています。
(*) 口内のケアや関節炎の緩和に用いられたという。

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