ジャニーズ系の人気アイドル・グループNEWSの曲「インビジブル ダンジョン」というタイトルおよび歌詞に出て来る英語の意味を説明します。
インビジブル ダンジョン
「インビジブル ダンジョン」は "invisible dungeon" という英語をカタカナで表記した言葉です。
"invisible dungeon" は「目に見えないダンジョン」という意味です。 ダンジョンの意味について詳しくは、RPG用語「ダンジョン」の意味の由来を御覧ください。
一分一秒も You don't waste it
「一分一秒も無駄にするな」という意味です。 "waste" には「消費する、無駄にする」などの意味がありますが、ここでは明らかに「無駄にする」の意味で使われています。
"it(それ)" は「一分一秒」を指します。
"You don't waste it" を直訳すると「オマエはそれを無駄にしない」となりますが、この文は「~するな」という命令文の意味に捉えるのが良さそうです。 命令文というと "Don't waste it" が思い浮かびますが、この "Don't waste it" は "You don't waste it" の "You" が省略されたものです。
暗闇からReach the sky
「暗闇から空に届け」という意味です。「暗闇から空に届く」かもしれません。
"reach for the sky" なら「空に(手などを)届かせようとして伸ばす」という意味になりますが、ここでは "reach the sky" なので実際に届いているイメージです。
自分だけのRule 縛られちゃFool
「自分だけのルール、縛られるのは愚かだ」という意味です。 "rule(ルール)" と "fool(フール)" で韻を踏んでいます。 「ルール」と「フール」どちらも同じ音(ル)で終わっているということです。 ラップでいうライム(rhyme)というやつです。
本気で壁Break it
「本気で壁を壊そうよ」という意味です。 "break" は「壊す」という意味です。 "it" は「壁」を指し示しています。 「壁」とはダンジョンの壁のことなのでしょうね。
Do again and again
「何度も繰り返し行いなさい」という意味です。 "do" が「する」という意味で、"again and again" が「何度も何度も」という意味になります。
目指すは Next stage
「目指すは次のステージ」という意味です。 この「ステージ」というのは「人生における次の段階」という感じの意味でしょう。
Invisible Invisible & Terrible
「見えない 見えない そして恐ろしい」という意味です。 "invisible" が「見えない、不可視の」という意味で、"terrible" が「恐ろしい」という意味です。
トラップ
「トラップ」は「罠」という意味です。 ダンジョンにはトラップが付き物です。
hypnotics
「催眠術」という意味です。
見失ったTarget 撃ち尽くしたBullet
"Target" は「標的、目標」という意味で、"Bullet" は「弾」という意味です。
"Target" と "Bullet" で韻を踏んでいます。
Survivalダンジョン
"Survival" は「サバイバル」というカタカナ語になっていますね。「生存、生き残り」という意味です。
飛びこもう 共に Beyond the wall
「壁を超えて共に飛びこもう」という意味です。 "beyond" が「~を超えて」という意味で、"wall" が「壁」という意味です。
リアルと理想の狭間でMake it
「リアルと理想の狭間で成し遂げろ」という意味です。 "make it" に「目標を達成する」とか「成功する」などの意味があります。
見えない敵を I just break it out
「見えない敵をオレはただ打ち破るぜ」ぐらいの意味でしょうか。
Don't try to fool yourself
「自分を誤魔化そうとするな」という意味です。 上で出てきた "fool" は「愚者」という意味の名詞ですが、ここの "fool" は「騙(だま)す」という意味の動詞です。
"yourself" が「あなた自身」という意味なので、"fool yourself" で「あなた自身を騙す」という意味になります。
"try to" が「~しようとする」という意味なので、"Don't try to fool yourself" を直訳すると「あなた自身を騙そうとするな」となります。 これを自然な感じの日本語にすると「自分を誤魔化そうとするな」となるというわけです。