"may be" と "maybe" の意味は? 違いは?

質問: "may be" と "maybe" は、どう違いますか? それぞれの意味を教えて下さい。

回答: "maybe" は「たぶん」という意味です。 "may be" も同じような意味ですが文の一部として使われます

それぞれを以下で詳しく説明します。

1. "may be" の解説

"may be" は、"may" と "be" が隣り合っただけの表現です(慣用句ではない)。

"may" と "be" の意味

  • may ・・・「~かもしれない」や「~してもいいよ」を意味する助動詞
  • be ・・・ Be動詞。 基本的な意味は2つ。「~である」と「(~に)いる、存在する」。

"may be" の意味は4通り

上記の "may" と "be" の組み合わせから、理論上は "may be" は次の4通りの意味になり得ます:

  1. 《可能性》(...が)~(である)かもしれない
  2. 《可能性》(~に)ある/いる/存在するかもしれない
  3. 《許可》(...が)~であってもいいよ
  4. 《許可》(~に)存在してもいいよ/いてもいいよ

ですが、"may be" は 3. や 4. の《許可》の意味ではほとんど使われないでしょう。

"may be" の用例

1. の意味

"may be" は 1. の意味でよく使われます。 例えば次。
It may be a bit too hard for kids.
それは子どもたちには少し難し過ぎるかもしれない
# "a bit" は「少し」という意味。

"It is a bit too hard for kids." だと「それは子どもたちには少し難し過ぎる」と断言になるのを、"may be" で和らげています。

2. の意味

"may be" は 2. の意味でも使われます。 例えば次。
She may be in her room.
彼女は自室(彼女の部屋)にいるかもしれない

2. "maybe" の解説

"maybe" は副詞で、「たぶん」という意味です。

"maybe" は "may be" と違って文の他の要素に依存しないので、「たぶん」という意味で丸暗記してOKです。

"maybe" の用例

基本的な使い方

Maybe I am a genius.
たぶん、ぼくは天才だ。

"I am a genius." だと「ぼくは天才だ」と断言になるのを、"maybe" を用いて奥ゆかしくしています。

文の最後に置かれることも

ちなみに "maybe" の位置は文頭に限りません。 文の最後に置かれることもあります。
I am a genius, maybe.
ぼくは天才だよ。 たぶんね

1語で独立した文として

次のように "maybe" が別の文に分かれることも(和訳は上記と同じですが)。
I am a genius. Maybe.
ぼくは天才だよ。 たぶんね。

繰り返すのは自信のなさの表れ

"maybe" が別の文に分かれた挙げ句、次のように若干しつこく繰り返されることも。
I am a genius. Maybe. Just maybe.
ぼくは天才だよ。 たぶん。 あくまでも、たぶんなんだけどね。
自分が天才かどうか、あまり自信が持てないわけです。

3. maybe ≠ may be

次の2つの例文で、1. から "maybe" を除去しても文として成立しますが、2. から "may be" を除去すると動詞が不在となり文として成立しません

1. Maybe I am a genius. → I am a genius.

2. I may be a genius. → I a genius.(文として成立しない)

1. たぶん、ぼくは天才だ。

2. ぼくは天才かもしれない

Be動詞ではない文の場合

次のように動詞がBe動詞ではない文では、"maybe" と "may be" の違いが明白です。 なにしろ、"may be" という表現を使えません。

1. Maybe you have a hidden talent.

2. You may have a hidden talent. (← 動詞が "have" なので "be" が出て来る余地がない)

1. たぶん君には隠れた才能がある。

2. 君にはたぶん、隠れた才能がある。

"maybe" に対応するのは、むしろ "may"

"maybe" に意味的に対応するのは、「かもしれない」の意味の "may" です。

ただし、"may" と "maybe" は品詞が異なる(助動詞と副詞)ので、使われ方が異なります。

4. "maybe" の語源

"maybe" は "It may be that..." の "may be" が起源だと考えられます。

"It may be that..." は「...(ということ)かもしれない」という意味です。

"It may be that..." について

  • "It may be that..." の "that" は「名詞節を導く "that"」です。
  • "It may be that..." の「...」の部分には(*)が入ります。
(*) 「主語+動詞」が存在する語の集まり。

"It may be that..." は "maybe" と同じ意味

次に示す通り、"It may be that..." は "maybe" と意味が同じです:

1. It may be that you have a hidden talent.

2. Maybe you have a hidden talent.

1. 君に隠れた才能がある(ということ)かもしれない。

2. たぶん、君には隠れた才能がある。

1. と 2. は文の意味がほぼ同じです。 また、太字部分を除去した後の文の意味も同じです。

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