「アイムホーム」の意味

「アイムホーム」という表現の意味を説明します。

意味

「アイムホーム」というカタカナ語は主に「ただいま」という意味で使われます。

「アイム ホーム」というタイトルの日本の漫画ドラマ化もされた)がありますが、この「アイム ホーム」は「ただいま」の意味です。

カフェや宿屋などの名称に「アイム ホーム」が使われている場合にも、それは「ただいま」という意味でしょう。 自宅のようにくつろげるお店にしたいという気持ちが込められているのだと思われます。

解説

原語

「アイムホーム」は "I'm home." という英語をカタカナにした言葉です。

英語の "I'm home." は「私は家(故郷)に戻っている」という意味です。

"I'm home." は次のように使われます:

  1. (家族などの同居人に対して)いま帰ったよ、ただいま、(ひとり言で)家に戻ってきたぞ
  2. (ひとり言で)故郷に戻ってきたぞ
  3. 家に/故郷に戻っている

1.は学校や仕事から家に戻ったときに使われる "I'm home." です。 2.1.と同じような使い方ですが、"home" が「家」ではなく「故郷、ふるさと」の意味で使われています。

1.2.が家や故郷に戻ってきた時点での発言なのに対して、3.は家や故郷に戻ってきてからしばらくの時間(1)が経過した後に用いられる表現(2)です。

(1) 期間はさまざま。数時間だったり数週間だったり。

(2) 例えば、家や故郷を留守にしているかどうかが話題になっていて、「もう家に戻っているよ」と相手に伝える場合。

分解説明

"I'm home." は "I am home." を短縮した表現です。 以下に "I am home." を分解して説明します。

"I" は「」という意味です。

"am" は "I'm home." という表現では「(~に)いる」という意味で使われていると考えてください。 "am" はBe動詞で、原型は "be" です。

"home" は「家(に)、故郷(に)」という意味です。 "home" には名詞としての意味(家、故郷)と副詞としての意味(家に、故郷に)があり、"I'm home." では副詞の意味で使われています。

したがって、"I'm home." の逐語訳は「私は家に(故郷に)いる」となります。
ちなみに "I am home." で「私は家です」という意味にはなりません。 「私は家です」は "I am a home."。 例えば "I am a home for royalty." は「私は王族の家です」という意味。

「家にいる」と「家に戻っている」

"I'm home." を逐語訳した「私は家に(故郷に)いる」と "I'm home." の意味として上に挙げた「私は家(故郷)に戻っている」を見比べると、意味合いが異なることに気が付きます。

「家にいる」が静的な状態を指すのに対して「家に戻っている」は「戻る」という動的なニュアンスを含んでいます。

"I'm home." を逐語訳すると「家にいる」の意味になるのに、実際には「家に戻っている」の意味で使われるのは何故なのでしょう?

それは、"I'm home." の "home" という副詞に含まれている前置詞的な成分が "to" という「移動、方向」の意味合いを持つものだからだと考えられます。

be home と be at home

「家に戻っている」という動的なニュアンスを表すのに "be home" を使うとすれば、「家にいる」という静的なニュアンスを表すにはどのような表現を用いるのでしょうか? 静的なニュアンスの表現には "be at home"("I'm home" に相当するのは "I'm at home")が使われます。

例えば、"Where are you right now?(あなたは今どこにいるの?)" と尋ねられたときに、"I'm at home." と答えれば「家にいるよ」という意味になりますが、"I'm home." と答えると「外出から戻ってきたんだよ(外出から戻って来て、いま家にいる)」という意味合いになります。

"I'm home." の用例

"I'm home." の例文を挙げておきましょう。
I'm home for a week now and missed Lisbon already.
家に戻って一週間。 もうリスボンが恋しくなっちゃった。
# ポルトガルのリスボンから家に戻って一週間が経過した人の所感です。
Honey, I'm home.
ハニー、ただいま。
# "honey(ハニー)" は愛しい人に対する呼びかけの言葉。
I'm home from Iraq.
イラクから母国に戻って来たぞ。
# イラクに派遣されていた米兵の言葉。