Hey! Say! JUMP が歌う「獣と薔薇」の歌詞の英語の部分の意味を説明します。
Smells like a beast
「獣の(ような)匂いだ」という意味です。
"smell" の意味は、ここでは「匂いがする」です。
"Smells like a beast" の先頭に "It" が省略されています。 "Smells" と "smell" の後ろに三単現の "-s" が付いているのが、その証です。
省略されている "It" は、匂いを放つ何かを指すのか、匂いの出どころが分からず漠然とした状況を指して "it" と言っているのかです。 おそらく後者でしょう。
「自分が獣のような匂いを放っている」と言いたいなら、"I smell like a beast." です。
I'm here on the edge
「俺はここにいる。 ギリギリのところに」という意味です。
edge
"edge" に「(何かの)縁」という意味があります。 例えば「崖の縁(がけっぷち)」とか。
on the edge
慣用句の "on the edge" には、「何か(悪いこと)が差し迫ったギリギリの状況にある」とか「(ストレスや不安などで)精神的にギリギリの状態にある、ピリピリしている」とか「(悪いことに限らず)~の際にある(~しそうである)」といった意味があります。
全体
"I'm here on the edge" は "I'm here" と "I'm on the edge" の組み合わせです。
"I'm" は "I am" の短縮形で、この文では「俺はいる(存在する)」の意味です。
"here" の意味が「ここに」なので、"I'm here." は「俺はここにいる」です。"on the edge" は上述のように「(精神的あるいは状況的に)ギリギリのところに」という意味なので、"I'm on the edge" は「俺はギリギリのところにいる」という意味になります。
Smells like a rose...
「バラの(ような)匂いだ」という意味です。
説明は "Smells like a beast" と同じなので省略。 "beast" が「獣」という意味なのに対して、"rose" は「バラ」という意味。
I'm here on the xxxx
「俺はここ xxxx にいる」という意味です。
説明は "I'm here on the edge" と同じなので省略。 "xxxx" は伏せ字ということでしょう。 明言したくない、あるいは明言できない言葉。
I got a feeling a feeling that I could go there
「そんな気がする。 そこへ行けそうな気が」という意味です。
"got a feeling" は慣用表現で、「(~な)気がする」という意味です。
"I got a feeling a feeling that I could go there" は "I got a feeling, a feeling that I could go there" ということでしょう(カンマが入る)。 "a feeling" と一回言った後で、その "feeling" がどのようなものかについて説明を補足しようと思いついて、再び "a feeling that..." と口にするという感じです。
"I got a feeling a feeling that I could go there" は "I got a feeling that I could go there" と意味が変わりません。 "that" 以下で "feeling(感じ)" がどのようなものかを説明しています。 "that" は関係代名詞です。
不意を突いたこのStep 華麗に舞うこのStep 誘う腰つきはSnake
ここの "step" はダンスの足さばきの「ステップ」の意味です。
"snake" は「蛇」という意味。 蛇のようにくねる腰つきということです。
俺達は次のStep 跡を濁さないStep まるで獣このSpec
こっちの "step" は人生やキャリアの「ステップ、段階」という意味でしょう。 「跡を濁さないStep」は「立つ鳥跡を濁さず」という諺(ことわざ)を彷彿とさせます。
"spec" はパソコンなんかの「スペック」のことでしょう。 カタカナ語の「スペック」は「性能」という意味で使われるようです。 ここの "spec" は "step" と韻を踏む目的で採用されていますから、意味はあまり重要ではないでしょう。
吐息がBeatを上げて
"beat" には「ビート、拍子」などの意味があります。
Just just just heaven
「まさに まさに まさに天国」という意味でしょう。
Nobody can stop going going on
"Nobody can stop going on" という表現の "going" を2回繰り返しています。
"Nobody can stop going on" は「誰も(進み)続けるのを止められない」という意味です。
"stop ~ing" は「~を止める」という意味です。 "go on" には「~を続ける、進み続ける」などの意味があります。 この2つを組み合わせたのが "stop going on" です。
変幻自在このSpeed 化かし合いのこのSpeed 誘う唇はSweet
"speed" は「スピード、速度」という意味、"sweet" は「甘い」という意味です。
時の流れ猛Speed 胸の鼓動Hi-Speed 俺はお前がSuki
"hi-speed" は「ハイスピード、高速」という意味。 "Suki" は「好き」という日本語をアルファベットで書いたものに他なりません。
Love love love heaven
「愛愛愛天国」という意味でいいんじゃないでしょうか。
光ッタEyes
「光った両目」という意味です。
"eye" が「目」という意味で、それが複数形の "eyes" になっているので「両目」。 「瞳」という日本語に対応する英語は "pupil" です。
染メタHorizon
「染めた地平線(水平線)」という意味です。 "horizon" は「地平線、水平線」という意味。