「アフレイド」の意味を教えて! 詳し過ぎる用例も!

質問:「アフレイド」とは、どういう意味ですか?

回答:「恐れて」などの意味です。

詳しくは以下をご覧ください。

目次
  1. 英語に戻すと
  2. 詳し過ぎる用例(冗談ではなく量が多いので要注意)

1. 英語に戻すと

「アフレイド」を英語に戻すと "afraid"。 "afraid" は形容詞です。

2. 用例

次で、"afraid" の詳しい意味用法を例文を用いて説明します。

使い方の基本

~である」の意味でのBe動詞と "afraid" との組み合わせで「恐れている」という意味です。(恐れて + ~である → 恐れている)

1. Don't be afraid.

2. There's no need to be afraid.

1. 恐れるな。

2. 恐れる必要はない。

「嫌がって」を意味する "afraid"

She's not afraid of hard work.
彼女は大変な仕事/勤勉を嫌がらない。

用法のバリエーション

1. Many children are afraid of the dark.(of +名詞

2. Some old people are afraid of going out alone.(of +動名詞

3. I'm not afraid for me, but for the baby.

4. He was afraid that the other kids would laugh at him.(that 節

5. He got afraid.

1. 多くの子供は暗闇を怖がる(恐れる)。

2. 一部の高齢者は1人で外出するのを恐れる。

3. 私は自分ために(自分のことを思って)恐れているのではない。 赤ん坊のために恐れている。

4. 彼は他の子供たち(全員)が彼を笑うのではないかと恐れた。 5. 彼は怖くなった。

# 3. は "afraid" に "of" ではない前置詞も使われる例。

5. はBe動詞以外の連結動詞(become, get, look, appear, remain など)も使える例。 この "get" の意味は「(~の状態に)なる」。

「恐れて」と訳すと意味が通じない "afraid"

次の文は "afraid" を「恐れて」と訳すと意味を成しません。
"I'm afraid Sue isn't at her desk at the moment. Can I take a message?"

☓「いまスーさんが自分の机にいないことを私は恐れます。 伝言を受け取りましょうか?」

○「申し訳ございませんが、いまスーは席を外しております。 伝言はございますか?」

やっぱり実は「恐れて」いるッ!

でも実は、上の例文でも「私」は「恐れて」います。 何を恐れるかと言えば、「相手に不快な思いをさせること」です。

上の例で「申し訳ございませんが」と訳した "afraid" を「恐れながら」と訳せば、「恐れて」の意味合いを訳文に出せます。

次の例文は "afraid" を普通に「恐れて」の意味に受け取っても意味は通じます。 ですが「相手に不快な思いをさせることを恐れて」の意味に取ると、いっそう意味が通じます。
"I am afraid I cannot help you in this matter."

△「この件ではあなたを助けられないことを私は恐れます

○「恐れながら(残念ですが)この件で私はあなたの力になれません」

"I'm afraid so." と "I'm afraid not."

「相手に不快な思いをさせることを恐れて」の意味の "afraid" は会話文の返答によく用いられます。 代表的な使い方は "I'm afraid so."(=Yes)と "I'm afraid not."(=No)。 次に5つの用例を示します。
"I'm afraid so."

"Will it hurt?"

"I'm afraid so."

「(この注射は)痛いですか?」

「残念ながら、その通り」

# この "I'm afraid..." は "I'm sorry but..."。 に置き換えられる。 "I'm afraid so." の意味を噛み砕いて丁寧に言い直すと "I'm sorry, but (I think) it will hurt."。 (I think) の部分は発言者の推量の程度により入ったり入らなかったり。

"I'm afraid not."

"Have you found him?"

"I'm afraid not."

「彼を見つけた?」

「残念ながら(見つけていない)」
# "I'm afraid not." は "I'm afraind I have not found him." を省略したもの。

"Will you be able to come?"

"I'm afraid not."

「来れそう?」

「申し訳ないが(無理っぽい)」
「推測/推量」のニュアンスの問題
"I'm afraid so." も "I'm afraid not." も、「推測/推量」のニュアンスが入る場合と入らない場合があります。 入るかどうか不明瞭なケースも。
「推測/推量」のニュアンスの有無で和訳が異なることが少なくありません。

上記の "I'm afraid so." と "I'm afraid not." の用例で:

  • "Have you found him?" に対する返答としての "I'm afraid not." では推量が入りません。 自分が彼を見つけたかどうかを自分は明確な事実として知っています。
  • "Will you be able to come?" に対する返答としての "I'm afraid not." は推量が入ります。 未来に関することなので。
  • "Will it hurt?" に対する返答としての "I'm afraid so." は、推量が入るかどうかや推量の程度は不明瞭です。 "I'm afraid so." で言おうとするのが "I'm sorry, but I think it will hurt." なら推量の余地は大きいですが、"I'm sorry, but it will hurt." なら推量の余地は小さい。

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