"you" の複数形について分かりやすく解説

英語の "you" の複数形に関してQ&A形式で説明します。

"you" の複数形は?

Q. 英語の "you" の複数形は、どういった単語になるのでしょうか?

A. "you" の複数形は "you" です。 単数の「あなた」と複数の「あなたたち」のどちらも、英語では "you" という語で言い表します。

「私」の場合には単数形の "I" と複数形の "we" がありますが、「あなた」の場合には単数形も複数形も "you" です。

そして、単数の "you" も複数の "you" も動詞の形はまったく同じです。 例えばBe動詞であれば、単数の "you" も複数の "you" も "are" や "were" となります。

単数と複数の区別は?

Q. それでは、英語ではどうやって "you" が「あなた」なのか「あなたたち」なのかを区別するのでしょうか?

A. "you" という言葉が使われる状況で判断しますが、「あなた」なのか「あなたたち」なのか区別できないこともあります。

例えば次の文では、"You" は単数の意味でしかあり得ません。
You are my son.
お前は私の息子だ

"my son" に「1人」という意味が含まれているので、"my son" とイコールの関係にある "You" も必然的に単数(あなた)となるのです。

この文で仮に "You" を「あなたたち」という意味で使うなら、"my son" は必ず "my sons" と複数形になります。

ところが例えば次の文では、"You" が単数なのか複数なのか判断が付きません。
You were born in 1958.
あなた/あなたたちは 1958年に生まれた。

"my son" と違って "born in 1958" には "You" の数に関する情報が含まれていないためです。

どうしても区別したいなら

Q. "you" が「あなた」なのか「あなたたち」なのか、それをどうしても区別したいときにはどうするのでしょうか?

A. "you guys" などの表現を用います。

"you guys" には複数形であることを明示する "guys" という語が含まれているので、"you guys" の "you" も複数形であることが明らかとなります。

"guy" は「男の人」という意味ですが、"you guys" は女性を指し示すのにも用いられます。 女性だけの複数名を指し示すには "you girls (gals)" が用いられることもあります。

米国南部では "you guys" の代わりに "you all" や "y'all" が用いられます。 こちらも、"all" という複数形を明示する語を伴わせることで、"you" が複数であることを明らかにしています。 "y'all" は "you all" の短縮形で、「ヤール」と発音します。

"you" が複数形であることを明示する表現は地域によって異なります。 例えば、英国では "you lot" が使われます。 "you guys" は主に米国北部とカナダ。

英語の「あなた」も昔は単数形と複数形に分かれていた

19世紀よりも前の英語では、"you" に相当する語が単数形と複数形に分かれていました。 "thou" と "ye" がそれです。 "thou" が単数の「あなた」を意味し、"ye" が複数の「あなたたち」を意味します。

"thou" も "ye" も古い書物で見かけることがあるほか、小説などで古めかしい雰囲気を出そうとして用いられることがあります。 "thou" と "ye" に対応する日本語は「汝(なんじ)」や「汝ら」ですが、現代の漫画や小説や映画で「汝(ら)」という言葉が使われることがあるのと同じです。

一部の地域では未だに "ye" が「あなたたち」の意味で使われています。