"sometimes" と "sometime" と "some time" の違い・覚え方・例文

"sometimes" と "sometime" と "some time" の意味の違いを説明します。

違い

"sometimes" と "sometime" と "some time" の外見的な違いは次の2点です:

  1. "some" と "time(s)" が2語に分かれているかどうか("sometime" vs. "some time")
  2. 語末に "-s" が付いているかどうか("sometime" vs. "sometimes")

"some times" という英語は存在しません。 「時間」を意味する "time" が数えられない名詞だからです("several times" などの "times" は「回数」の意味で使われてる)。 "sometimes" の "-s" は複数形の "-s" ではなく、副詞を形成するための "-s" です。

意味

この3つの言葉それぞれの基本的な意味は次の通りです:

  • some time: 「しばらく(の時間、期間)」という意味です。 名詞(句)です。
  • sometime: 「いつか」という意味です。 過去に関しても未来に関しても使われます。 副詞です。
  • sometimes: 「ときどき」という意味です。 副詞です。

覚え方

"sometimes" と "sometime" と "some time" の意味を混同せずに覚えるのは少し大変です。 そこで暗記しやすくするためのヒントを述べておきましょう。

  • "some time" は "some" と "time" が単にくっついただけの表現です。 "some time" では "some" は「いくらかの、少しの」という意味で使われています。 "some time" は「いくらかの+時間」なので「しばらく」なんだと覚えましょう。
  • "sometime" も "some" と "time" で出来ていますが、こちらの "some" には「不特定の」という意味合いが強く出ています。 「定まっていない時」ということで「いつか」という意味になります。 「いつか」は副詞なので "some" と "time" が一語にまとまり "sometime" になったと覚えると良いでしょう。
  • "sometimes" は "sometime" に "-s" がくっついて出来た言葉です。 この "-s" は前述のように副詞を形成する接尾辞の "-s" です。 しかし暗記をするうえでは、「いつか」を意味する副詞 "sometime" が複数なので "sometimes" は「ときどき」を意味すると覚えると良いかもしれません。

補足

  • "sometime" と "some time" の区別は相当に曖昧です。 「しばらく」の意味で "sometime" を使ったり、「いつか」の意味で "some time" を使ったりするわけです。 しかし正しくは、"sometime" が「いつか」で、"some time" が「しばらく」です。
  • "some time" も "at some time" という使われ方をする場合には「いつか」の意味になります。 この「いつか」も過去に関しても未来に関しても使われます。
  • "sometime" は「元~(大統領など)」を意味する形容詞としても使われます。 近年では "sometime" が「ときどきの~」を意味する形容詞としても世間に認められつつあります。
  • "sometime" が sometimes(ときどき)" の意味で使われることがありますが、正しい英語ではありません。 "sometime" は「ときどきの~」という形容詞としては使えるけれど、「ときどき」という副詞の意味では使えないわけです。 「ときどき」は "sometimes" に任せておきましょう。

例文

sometimes

He sometimes stays up late.
彼はときどき夜遅くまで起きている。
Sometimes I lie.
私はときどき嘘をつく。

sometime

"...it looks I saw you sometime somewhere", Otwol added. "Yes you saw me a long time ago." "I must have, because your face is familiar to me."
「...私はいつだったかどこかであなたに会ったことがあるようだ」とオトゥワルは付け加えた。 「ええ、随分むかしに会ったことがありますよ」「そうでしょうね。 あなたの顔に見覚えがある」
# "sometime" が過去の不特定の時点を指している用例。
I'll see you at the pub sometime this evening.
今晩(のいつかの時点で)パブで会いましょう。
# "sometime" が未来の不特定の時点を指している用例。 「のいつかの時点で」をカッコに入れているのは、この部分が無いほうが日本語として自然だから。
This will certainly happen sometime in the future.
これは、この先いつか確実に起こるだろう。
# "sometime" が未来の不特定の時点を指している用例。
I just think we need sometime apart...
私たちはしばらく離れて過ごす必要があると思うのよ...
# "sometime" が「しばらく」の意味で使われている例。 別れそうなカップルのセリフ。

some time

I need some time to finish this project.
このプロジェクトを終わらせるのに、いくらかの時間が必要だ。
# "some time" が示す時間の長さは数ヶ月あるいは数週間?
We spent some time with Lauren Buitta, founder of GirlSecurity. We had such a great discussion.
私たちは、GirlSecurity の設立者である Lauren Buitta といくらかの時間を過ごした。 とても有意義なディスカッションを行えた。
# "some time" が示す時間の長さは数時間といったところ。
Senator Sanders spent some time in the Northeast Kingdom this week.
サーダース上院議員は今週、ノーザン・キングダム(米国バーモンド州の地名)でいくらかの時間を過ごした。

at some time

"Did you at some time meet the late James B. Duke?" "I met him, I think it was, in 1922, in Washington."
「あなたは James B. Duke という故人に(いつだったかに)会ったことがありませんか?」「あるよ。あれはたしか 1922年。 ワシントンで会った」
# "at some time" が過去の不特定の時点を指している用例。 回答では 1922年と特定の時点だが、質問では不特定の時点。 質問者がどの時点なのか知らないから。
What you do will come back to you at some time in your life, then you learn the effects of what you have done, good or bad.
あなたの行いは、(将来)いつかあなたに返って来る。 そのとき、あなたは自分の行いの効果を知るの。 良きにつけ悪しきにつけね。
# "at some time" が未来の不特定の時点を指している用例。