初心者にもオススメのオンライン英英辞典は?

概要

このページでは、メジャーな8つのオンライン英英辞典の使いやすさを比較します。 比較対象の単語は次の通り:

  1. apple - 日常的な名詞の代表として
  2. serendipity - 日常的ではない名詞の代表
  3. jump - みんなが意味を知ってる動詞の代表
  4. excrete - みんながきっと意味を知らない動詞の代表
  5. simple - 形容詞の代表
  6. "by"(「~までに」の意味で)- 前置詞の代表

1つの単語には複数の意味があるのが一般的ですが、いくつもの意味を並べると煩雑なので、上の各語からそれぞれ1つ(場合によっては2つ)の意味を選出して比較します。

評価のポイント

子供や初心者や中学生が英英辞典を使うときに最も問題となるのは説明(言葉の定義)の理解しやすさでしょうから、この企画ではそこを重点的に比較します。

当ページの最後に私なりの「使いやすさランキング」を掲載しますが、それはあくまでも私見でしかありません。 また、英英辞典の使いやすさはレイアウトや例文のわかりやすさにも大きく左右されます。

このページのリンクを辿った先で各辞書のレイアウトやサイトの使い勝手もチェックして、最終的には自分で使いやすさを判断してください。

比較対象のオンライン辞書

同じ英語でも、英国の英語(BrE)と米国の英語(AmE)では単語の意味や言い回しや細かい文法に違いがあるので、お気に入りの英英辞典を決定する前にBrEなのかAmEなのかを知っておくと良いかもしれません。

今回の企画では、BrEとAmEに分かれている辞書は基本的にAmEのほうを用います。

  • ロングマン(Longman): 辞書の説明に「例文は英国または米国の英語」とあるので、BrEとAmEの両方に対応しているはず。
  • ミリアム・ウェブスター(Merriam-Webster): ミリアム・ウェブスターの説明を見ると米国の企業なので、この辞書で扱っているのはAmEだろう。
  • オックスフォード・ラーナーズ(Oxford Learner's)BrEとAmEの発音を併記しているから、米語と英語の両方に対応している? オックスフォードは英国の出版社。 「ラーナーズ」は "learner's"。 学習者向けに編纂された辞書と言う意味。
  • コリンズ(Collins): オンライン辞書のURL(アドレス)が2つあるので、BrEとAmEに分かれていると思われる。 URL的にBrEと思われるのはこちらだが、AmeとBrEの掲載順序が違うだけ。

    AmE版にしてもBrE版にしても、まずAmEとBrEに共通の意味を記載し、その次にAmEまたはBrEに特有の意味を記載するという形式。 辞書に "in British English" や "in American English" と表記されているので、表記に注意すると良い。
  • ケンブリッジ(Cambridge): この辞書もBrEとAmEに分かれている。 BrEはこっち。 でも、どちらにもBrEとAmeそれぞれの意味が記載されている。 違いは、BrEとAmEどちらを先に記載するかだけ。
  • マクミラン(Macmillan): これもBrEとAmEに分かれている。 BrEはこっち
  • ウィクショナリー(Wiktionary)BrEかAmEかは不明。 Wikipedia方式で多人数で編集する辞書だから、BrEかAmEかの区別が必要と編集者が考える都度に、「BrEに独特の言い回し」とか「AmEでのみこの意味がある」などと書き添えていたりいなかったりだと思う。

比較

言葉の定義の和訳はあえて掲載しません。 分かりやすさの評価を邪魔するでしょうから。

"apple" の意味の比較

ロングマン

a hard round fruit that has red, light green, or yellow skin and is white inside
# 「リンゴとは?」と問われて「~である」とだけ答えるスタイル。 関係代名詞が使われている。

ミリアム・ウェブスター

the fleshy, usually rounded red, yellow, or green edible pome fruit of a usually cultivated tree (genus Malus) of the rose family
# 明らかに子供や初学者には向かない説明。 まず、"pome" という語が難しい。 そして、"cultivated tree" も "genus Malus" も "rose family" も大人向けというか百科事典的な説明。 細かいことを言えば、"fleshy" や "usually" はという語で厳密性を追求するあまりに言葉数が増えている。 言葉数が多いのも英英辞典の初心者には負担となる。

コリンズ

An apple is a round fruit with smooth red, yellow, or green skin and firm white flesh.

# 「リンゴとは?」と問われて「リンゴは~である」と答えるスタイル。 こちらのスタイルのほうがとっつきやすいかもしれない。

この辞書では関係代名詞(that has)の代わりに "with" が使われているが、関係代名詞を問題なく理解できるなら関係代名詞のほうがわかりやすいかも。

オックスフォード・ラーナーズ

a round fruit with shiny red or green skin and firm white flesh
# コリンズと同じタイプ。 違いは "shiny" と入っていて "yellow" が無い点。

ケンブリッジ

a round, edible fruit having a red, green, or yellow skin, or the tree on which it grows

# 関係代名詞でも "with" でもなく現在分詞というパターン。 悪くないと思います。

ちなみに、ケンブリッジのBrE版の定義は "a round fruit with firm, white flesh and a green, red, or yellow skin" というもの。 米国では "apple" に「リンゴの木」という果樹の意味もあるけれど、英国では「リンゴ」という果実としての意味しかないということ?

マクミラン

a hard round fruit that is white inside and has a smooth red, yellow, or green skin, which is called a peel when it has been removed. The middle part of the apple containing the seeds is called the core. Apples grow on apple trees.

# 長い。 それが最初の感想です。 説明が長いだけでなく、1つの文も長い。 リンゴの説明のはずが "peel" や "core" という関連語の説明にまで及んでいる。 初学者にはそれが負担となるだろう。

"Apples grow on apple trees." という説明はBrE版でも同じ。 英国で "apple" に「果樹」の意味は無いと暗に言われている気もするが... 果たしてどうなんでしょうか?

ウィクショナリー

A common, round fruit produced by the tree Malus domestica, cultivated in temperate climates.

# 簡潔な説明ですが、"Malus domestica" や "temperate climates" という表現が百科事典的な感じで初学者の目的には沿わないかもしれない。

ウィクショナリーでは "apple" のページに全部で10の意味が記載されており、そのうちの1つが次のものです: A tree of the genus Malus, especially one cultivated for its edible fruit; the apple tree. そして、"apple" はこの「果樹」の意味で15世紀から使われていたとあります。

15世紀には米国は存在しませんでしたから、BrEでも "apple" を果樹の意味で用いるのだと考えられます。 しかし、そうするとケンブリッジのBrEとAmEの記述の違いは何なのでしょうね?

"serendipity" の意味の比較

ロングマン

when interesting or valuable discoveries are made by accident
# 「~な場合」というスタイルで説明しています。 「(セレンディピティーとは)~というようなケース(のことを言う)」という感じ。 ちょっと分かりにくいかも。

ミリアム・ウェブスター

the faculty or phenomenon of finding valuable or agreeable things not sought for
# こっちはセレンディピティーを「能力(才能)」あるいは「現象」として説明しています。 "faculty" とか "agreeable" という語が初心者には不親切な感じ。 "not sought for" も分かりにくいかも。

コリンズ

Serendipity is the luck some people have in finding or creating interesting or valuable things by chance.
# 「セレンディピティーとは~な幸運のことである」という説明スタイルなので取っつきやすいでしょう。 関係代名詞が省略されてるとか、"in ~ing" とか、この文を理解するうえで要求される文法的知識はありますけれど。

オックスフォード・ラーナーズ

the fact of something interesting or pleasant happening by chance
# この説明では「現象(事実)」。 平易な言葉のみで説明されていて分かりやすいですが、なんとなくつまらない説明ですね。 "serendipity" の面白さが伝わってこない。 "intersting" や "pleasant" や "happening" は平易ではあるが "serendipity" の魅力を伝えていない。

ケンブリッジ

the fact of finding interesting or valuable things by chance
# オックスフォードと同じような説明。

マクミラン

the fact of finding pleasant or useful things by chance
# 特にコメントはありません。

ウィクショナリー

An unsought, unintended, and/or unexpected, but fortunate, discovery and/or learning experience that happens by accident.
# 丁寧に説明しているが、それだけに語数が多い。 あと、"experience" を修飾する形容詞を "experience" の前にゴテゴテと並べすぎ。 説明の仕方というより文が悪い。悪文。 "that" を使って修飾部分を "experience" の後ろに回すべき。 ただ、初学者にはこの悪文のほうが読みやすいかもしれない。

"jump" の意味の比較

ロングマン

[upwards] to push yourself up into the air, or over or away from something etc, using your legs
[downwards] to let yourself drop from a place that is above the ground

# [upwards]と[downwards]という見出しが分かりやすい。 確かに "jump" は、この2つの意味がありますね。 日本語の「ジャンプ」も。

動詞の意味を説明するのに "to~" と不定詞で始めるスタイル。 このスタイルを取る辞書は多いが、初学者はとまどうかも。

ミリアム・ウェブスター

to spring into the air
# これも "to~" と不定詞で始めるスタイル。 "jump" の意味の説明を "spring" で済ませようとしている感じ。 この辞書で "spring" の意味を調べたら "jump" という語で説明されているのではないか? そう思って調べたら、いちおう使われていた: "to leap or jump up suddenly"。

コリンズ

・If you jump, you bend your knees, push against the ground with your feet, and move quickly upward into the air.
・If you jump from something above the ground, you deliberately push yourself into the air so that you drop toward the ground.
# 「ジャンプ」する人の動作を逐一描写する方式で説明。 この辞書でも「ジャンプ」の2つの意味を説明している。

オックスフォード・ラーナーズ

to move quickly off the ground or away from a surface by pushing yourself with your legs and feet
# 他の辞書に比べて分かりにくい。 2つの意味の「ジャンプ」を1文で説明しようとしているのか?

ケンブリッジ

・To push yourself off the ground and into the air using your legs and feet
・To jump sometimes means to lift yourself off the ground in order to go over something

# 「ジャンプ」の第三の意味が登場。 たしかにそういう意味でも使う。

1つ目の説明と2つ目の説明の文の形式が違うのは分かりにくいかも。 1つ目は「(ジャンプとは)~すること」という言い方で、2つ目は「ジャンプするとは~するという意味である」という言い方。

マクミラン

to move your body off the ground using your legs
"jump" のページの上部に目次があり見やすい。 意味が多いからだろう。 説明自体も悪くない。

ウィクショナリー

・To propel oneself rapidly upward, downward and/or in any horizontal direction such that momentum causes the body to become airborne.
・To cause oneself to leave an elevated location and fall downward.
・To pass by a spring or leap; to overleap.
# 3つの意味を漏れなく記載していて、説明もかっちりしている。 しかし、1つ目の文は百科事典じみていて初心者には難しいだろう。

"excrete" の意味の比較

ロングマン

to get rid of waste material from your body through your bowels, your skin etc
# 分かりやすい。

ミリアム・ウェブスター

to separate and eliminate or discharge (waste) from the blood, tissues, or organs or from the active protoplasm
# 難しい。 "protoplasm" ってなんですか?

コリンズ

When a person or animal excretes waste matter from their body, they get rid of it in feces, urine, or sweat.
# 分かりやすい。

オックスフォード・ラーナーズ

to pass solid or liquid waste matter from the body
# 文は分かりやすいが、内容が漠然としていて "excrete" のイメージを掴めない。

ケンブリッジ

to get rid of waste from the cells or from the body
# まあ、分かりやすい。 "cells" からでも "excrete" になるのか。

マクミラン

to get rid of liquid, solid, or gas waste from your body
# 分かりやすいかな。 "gas" も "excrete" の対象となるのは新発見。

ウィクショナリー

To discharge material (including waste products) from a cell, body or system.
# 普通。 "system" が多義的で(色々な意味使われるので)分かりにくい。

"simple" の意味の比較

ロングマン

1. not difficult or complicated to do or understand
2. made in a plain style, without a lot of decoration or unnecessary things added
# シンプルで分かりやすい。

ミリアム・ウェブスター

6. free from elaboration or figuration
9. readily understood or performed

# 「6.」と「9.」というのは、これらの意味が掲載されている順序。 この辞書で "simple" の意味として最初に記載されているは "free from guile" で、その次が "free from vanity " などで、その次が "lacking in intelligence" などという有様。 "simple" の意味として最も一般的だとは言い難い。

"simple" という米国人なら誰でも知ってるような単語を辞書で調べるのはマイナーな意味を求めてのことだろうという配慮?

コリンズ

1. If you describe something as simple, you mean that it is not complicated, and is therefore easy to understand.

2. If you describe people or things as simple, you mean that they have all the basic or necessary things they require, but nothing extra.
# "simple" という語が使われる状況を述べることで、この語の意味を間接的に説明するスタイル。 分かりやすさを心掛けた文に思えるが、説明の文字数が多い。

オックスフォード・ラーナーズ

1. not complicated; easy to understand or do
2. basic or plain without anything extra or unnecessary
# 分かりやすい。

ケンブリッジ

1. without unnecessary or extra things or decorations; plain
2. easy to understand or do; not difficult or complicated
# 分かりやすい。

マクミラン

1. easy to understand/do
2. plain & not decorated
# 分かりやすい。

ウィクショナリー

1. Uncomplicated; taken by itself, with nothing added.
2. Without ornamentation; plain.
# シンプルな説明だが、使われてる言葉や表現が微妙に難しい。

「~までに」の意味の "by" の意味の比較

ロングマン

before or not later than a particular time
# 分かりやすい。 "by" という言葉の定義で問題となりやすい点(基準の時点を含むか含まないか)を明確に述べているのが良い。

ミリアム・ウェブスター

not later than
# 不親切に感じる。

コリンズ

If something happens by a particular time, it happens at or before that time.
# 例によって言葉数が多いが分かりやすい。 "by" という言葉の定義で問題となりやすい点(基準の時点を含むか含まないか)を明確に述べているのが良い。

オックスフォード・ラーナーズ

not later than the time mentioned; before
# 特に分かりやすくはない。

ケンブリッジ

not later than; at or before

# 言葉数が少なすぎて逆にわかりにくい。 すでに意味を知ってる人が意味を確認するには良いが。

英英辞典に不慣れだと "not later than" と "at or before" の関係が分からず、そうなると "at or before" が時間的な意味なのか空間的な意味なのかすら定かでない。

マクミラン

before or until
a. not later than a particular time or date
b. during the period until a particular time or date

# "by" の説明に "by" との意味の違いで困る人が多い "until" を用いるのはいかがなものか。 説明文も直感的に分かり辛い。

a. と b. というのは、"by" の "before or until" という広い意味における細かい意味2つということ。

ウィクショナリー

At some time before (the given time), or before the end of a given time interval.
# 「まあそうなんだけど、もう少し分かりやすく言ってあげられないかな?」という感じ。 すでに意味を知ってる人向けの説明。 Wikipedia の説明と同様の分かりにくさがある。

加算/不加算に関する情報

われわれ日本人にとって大きな問題となるのは名詞が加算(数えられる)か不加算(数えられない)かの情報です。 しかし英英辞典は英和辞典に比べて、この重要な情報が記載されていないことが多いように思います。

そこで、"permission" という名詞をサンプルにして、加算(countable)と不加算(uncountable)に関する情報の記載状況を各辞書で調べてみました。

結果は次の通りです:

あり: ロングマン、コリンズ、オックスフォード・ラーナーズ、ケンブリッジ、マクミラン、ウィクショナリー

なし: ミリアム・ウェブスター

加算/不加算情報ありの辞書の中でも、ロングマンコリンズは加算/不加算の表記が分かりやすくて親切でした。 ケンブリッジは「U」とあるだけで不親切でした。

私見的ランキング

上述の内容を主観と直感に基づいて適当にスコア化したところ、次のような順位となりました:

1位 ロングマン 36点
2位 コリンズ 35点
3位 オックスフォード・ラーナーズ 29点
3位 マクミラン 29点
5位 ケンブリッジ 28点
6位 ウィクショナリー 25点
7位 ミリアム・ウェブスター 19点

以下に各辞書の所感を述べます。

ロングマン

私はロングマンは紙の辞書を2つ(普通のと法律用語のと)持っていて、どちらもとても理解しやすくて気に入っています。 最近ではフリー・ディクショナリー(The Free Dictionary)ばかり使っていて、滅多に使わなくなりましたが。 今回の企画では「ロングマンが良い」という先入観を捨てて比較に臨みましたが、結局ロングマンが1位となりました。

フリー・ディクショナリーの名前が出たので説明しておきますと、このオンライン辞書は他の辞書からの転載の寄せ集めです。 言葉ごとに定義が6つか7つぐらいの辞書からの寄せ集めが雑然と列挙されていて非常に見づらいので、今回の企画には採用しませんでした。

コリンズ

言葉数を費やして丁寧に説明しているのが印象的でした。 ただ、そのせいで簡潔さが損なわれるために、ロングマンよりも点数が低くなってしまいました。 良くも悪くも説明が丁寧、コリンズはそれに尽きます。

英語に慣れるという目的で英英辞典を使うならコリンズが最適でしょう。 ただし、それには既に意味を知っている単語を調べる(細かい意味の確認に使う)ようにするのが効果的だと思います。 英文に親しもうとして意味を知らない単語を調べるのは、多項式の方程式を解こうとするようなもの(不確定な部分が多すぎる)ですから。

オックスフォード・ラーナーズ

学習用(ラーナーズ)の辞書と謳っているわりに説明にわかり辛い部分があると感じました。 説明が漠然としていたり素っ気なかったり。

マクミラン

"apple" の説明で余分な説明(リンゴの皮とか芯とか)が入っていたのと、"by" の説明に "until" を持ち出してきたのが大きな減点となりました。 他は可もなく不可もなく。 意味が多い語でページ上部にリンク付きの目次が用意されているのは便利だと思いました。

ケンブリッジ

オックスフォードやマクミランとあまり変わりありませんが、加算/不加算の情報が目立たなかったり、わかりやすさに関する配慮が十分でなかったりで、初心者におすすめという感じではありません。

ウィクショナリー

私が普段から使っているオンライン辞書ですが、はっきり言って一長一短です。

他の辞書に載っていない意味がウィクショナリーにだけ記載されていることも多々ありますが、次のような欠点があります:

  • 誰でも執筆できる Wikipedia 方式なので信頼性に乏しい。 それだけに新しい意味がすぐに掲載されもするが。
  • 世界各国の言葉を英語で説明するという趣旨のサイトなので、英語の単語だけが記載されているわけでない。 そのため単語によっては複数の国の意味が1ページにずらーっと記載されていて慣れていないと使いづらい。
  • 執筆者が不特定なので、説明のクオリティーにバラつきがある。
  • 例文にふさわしくない例文が目につく。 数世紀前の古めかしく難解な文があるかと思えば、最新すぎて世間に認知されていない非正規の用法(例えば、"once" の例文で名詞として使われている "move on")を使った文があったり。

初心者向けとは言えません。

ミリアム・ウェブスター

明らかに初心者向けの英英辞典ではありません。 容赦なく不親切。 例文も文全体ではなく例えば "jump to conclusions" のように完全な文になっていない用法しか記載していません。 加算/不加算に関する情報が載っていないのも大きなマイナスです。

ただ、この辞書がダメな辞書という意味ではありません。 今回の調査で、この辞書が言葉の意味を細かく列挙しているのを強く感じました。 何かの英文を読んでいて、「この言葉こんな風に使われてるけど、これってこういう意味じゃないのかな?」と思って細かい意味を確認したいときには便利かもしれません。

今回の比較対象となった辞書

今回の企画に登場したオンライン辞書を再掲しておきます: