「ノンバイナリー」の意味を教えて!

質問. 宇多田ヒカルが言ってた「ノンバイナリー」とはどういう意味ですか?

回答. 性別に関して「ノンバイナリー」は、「男女どちらでもない」という意味です。 詳しくは以下をご覧ください。

解説

1. 元の英語

「ノンバイナリー」は "non-binary"(*)という英語をカタカナにした言葉です。

(*) ハイフンを入れない "nonbinary" という書き方もある。

2. "non-binary" の一般的な意味

2.1. "non" と "binary"

"non-binary" は "non" と "binary" で構成されています:

  • non ・・・ 否定を意味する接頭辞
  • binary ・・・ 二者択一の状態(1)を意味する形容詞(2)

(1) 選択肢が2つだけであるうえ互いに排他的な(どちらかだけ)状態を指す言葉。 例えば、「オン/オフ」「イエス/ノー」「真偽」「陰陽」「0か1か(2進数)」。

(2) "binary" には他にも意味が(名詞の意味も)ありますが、ここでは割愛します。

2.2. "non-binary"

"non-binary" では、「二者択一」を意味する "binary" が "non" によって否定されているので、「二者択一ではない」という意味になります。
"non-binary" には形容詞としての意味しかありません。

3. "non-binary" の性別に関する意味

3.1. 性別に "binary" を適用すると

上述の "binary" の意味を性別に当てはめると、「男女のいずれか」という意味になります。

「男女のいずれか」は "binary" の概念に該当します。 選択肢が男か女かの二択であるうえ相互排他的な状態だからです。

相互排他的」とは「男であることを選べば女としては生きられず、女であることを選ぶなら男として生きることを選択できない」ということです。

3.2. "non-binary" の性別に関する意味

"non-binary" では、そんな "binary" の意味が "non" の作用によって逆転するので、「男女のいずれかではない(男女の二者択一ではない)」という意味になります。

3.3. 性別に関する "non-binary" の意味は2通り

"non-binary" は "binary" の反対の意味なわけですが、この「"binary" の反対」には次の2つの形があり得ます:

  1. 男性でも女性でもない第三の(1)
  2. 男でもあると同時に女でもある(2)

(1) "non" が、"binary" が二択(選択肢が男と女しかない)であるのを否定。

(2) "non" が "binary" の相互排他性を否定。
英語の "non-binary" と同様に、カタカナ語「ノンバナリー」の意味も上記の2つの意味のどちらかです。

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