質問:「メトセラ」って、なんですか?
回答:「メトセラ」とは「長生きな高齢者」のことです。 世界最古とされる樹木に付けられた名前でもあります。
詳しくは以下をご覧ください。
詳細
長生きな高齢者
- 「メトセラ」を英語に戻すと "Methuselah" です。 ヘブライ語では「מְתוּשֶׁלַח(Məṯūšélaḥ)」。
- メトセラはキリスト教などの聖書に登場する伝説上の人物(ノアの箱舟の話に登場するノアの祖父)の名前です。 メトセラは969年も生きたと伝えられ、高齢者あるいは長命者の代名詞です。
樹木の「メトセラ」
- 上述の人物「メトセラ」にちなんで、現時点で知られるなかでは世界最古の樹木が「メトセラ」と命名されています。
- 樹木の「メトセラ」が生えている場所はインヨー国立森林公園(米国カリフォルニア州)の海抜 2,900~3,000mの地点。 ですが、詳細な位置は秘匿されています。
世界最古の樹木「メトセラ」
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画像提供:Jane S. Richardson 様
- 樹木の「メトセラ」は 1957年の夏の時点で 4,789才でした(年輪の数が 4,789だった)。 2020年には 4,852才になります。 メトセラは紀元前 2833年に発芽したと推算されます。
- 樹木の「メトセラ」はマツの木の一種(学名:Pinus longaeva)です。 Pinus longaeva は米国のカリフォルニア州・ネバダ州・ユタ州の辺りにのみ自生します。