「ゴールド」と「ゴールデン」の意味の違いは?

質問:ゴールド」と「ゴールデン」って、意味がどう違うの?

回答: 以下の通りです。

1. それぞれの基本的な意味

「ゴールド」の意味

「ゴールド」を英語に戻すと "gold"。 "gold" の基本的な意味は次の通りです:

  • 金(ゴールド)、黄金

「ゴールデン」の意味

「ゴールデン」を英語に戻すと "golden"。 "golden" の基本的な意味は次の通りです:

  • ゴールドを(主な)材料とする~
  • ゴールドのような外見をした~(ゴールドを思わせる色をした~、まばゆい~、輝くような~)
このページでは、金(きん)のことを「ゴールド」と表記します。 「金」という字は「カネ」と読んでしまいがちだからです。

2. 基本的な違い

"gold" と "golden" の基本的な違いは、"gold" が名詞で "golden" が形容詞だという点です。 カタカナの「ゴールド」と「ゴールデン」の違いも同じです。

3. 相似点

しかし、他の多くの名詞と同様に "gold" も形容詞的に使われることがあります。 「形容詞的に使われる」とは、他の名詞を修飾する形容詞として使われるということです。

形容詞として使われる "gold" の意味は次の通り:

  • ゴールドを材料とする~
  • ゴールドのような~
  • 金色の~

例えばオリンピックの金メダルは英語で "gold medal(ゴールド・メダル)" ですが、この言葉では "gold" が形容詞として "medal" という名詞を修飾します。

「ゴールデン」と「ゴールド」 の意味の違いが不明瞭なのは、"gold(ゴールド)" が形容詞としても用いられるからです。

4.「ゴールデン」にしかない意味

形容詞として使われる "gold" の意味は、上に挙げた "golden" の「基本的な」意味と大差ありません。

ですが、"golden" には "gold" と違って比喩的な意味が多数あります。 "golden" ならではの意味は次の通り:

  • (時代などが)全盛の~、幸せいっぱいの~(1)
  • (機会などが)絶好の~(2)
  • (結婚などが)50周年の~(3)
  • 価値がある~、貴重な~
  • 将来有望な~
  • 老年期の~
  • (声や味わいが)芳醇な~、豊かな~

(1) 例. golden age(黄金の時代)、golden days(黄金の日々、幸せだった日々)

(2) 例. golden opportunity(絶好の機会)

(3) 例. golden wedding(金婚式)

5. まとめ

「ゴールド」と「ゴールデン」の関係をまとめると、次の通り:

同じような言葉でありながら、大きな違い(1) が存在し、それでいてやっぱりどこか似ている(2) けれど、やはり使われ方に明確な違いが存在する(3)

(1) 名詞 vs. 形容詞。

(2) "gold" に形容詞としての意味もある。

(3) "golden" のほうが形容詞としての意味が豊富。

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