「ガッデム」の意味を教えて!「ガッディーム」なんてのも!? 何それカッコイイ!!

質問:「ガッデム」とは、どういう意味ですか?

回答:「ちくしょう」や「クソっ」という意味です。

詳しくは以下をご覧ください。

1. 英語に戻すと

「ガッデム」を英語に戻すと "goddamn" または "goddam"。 この "goddam(n)" の意味が「ちくしょう」や「クソっ」です。

2. 詳しい意味

2.1. 英語の "goddam(n)"

英語の "goddam(n)" は次のように色々な使われ方です:

  1. 《間投詞》・・・ くそっ、ちくしょう
  2. 《形容詞》・・・ くそったれな~
  3. 《副詞》・・・ くそったれにも~、クソほど~
  4. 《名詞》・・・ クソ("not give a goddamn" などの表現で)
各品詞の使われ方は「"goddam(n)" の用例」を御覧ください。

2.2. カタカナ語「ガッデム」

カタカナ語「ガッデム」は、もっぱら間投詞「くそっ!、ちくしょう」として使われます。

3. 言葉の成り立ち

4.1. "God damn"

"goddam(n)" は "God damn" が短縮された表現です。

4.2. "God damn it."

"God damn" は元は "God damn it." という文だったと考えられます。

直訳

"God damn it." の直訳は「神よ(それに)天罰を下したまえ」という感じです。

解説

  • God ・・・「神」を意味する名詞。 この文の主語
  • damn ・・・ 「(キリスト教の神が)永遠の神罰を下す、地獄行きを宣告する」を意味する動詞。
  • it ・・・ 目前の漠然とした状況を指す。

文全体仮定法現在です。 文頭に "May" を補い "May God damn it." とすれば、祈願文として理解しやすいでしょう。

"God damn it." は現役

"God damn it." は現在でも使われる表現です。 "Goddamn!" と同じように使われます。 ただし、"Goddamn!" が「くそっ!」と感情をぶちまけるのに対し、"God damn it." は比較的冷静に「くそう」、あるいは深い気持ちをこめてしみじみと「許せねえ/許せないわ」と言う感じです。

許せない感じを上手に表すには、一語一語に思いを込め丁寧に歯を食いしばるようにして「ゴッド、ダム、イット」と口にします。

「ゴッド... ダムイット。 ゴッドダムイット!」と2回繰り返すのも効果的です。 1回めはあくまでも静かに。 嵐の前の静けさのイメージで。 そして2回めで激しい感情をぶちまけます。 あなたの「ありったけ」を吐き出してください。

4. 類義語

4.1. damn

"goddam(n)" と同じ意味です。 間投詞・形容詞・副詞・名詞として使われます。
"goddam(n)" と違って、"damn" には動詞としての意味もあります。

4.2. (god)damned

"goddam(n)" と同じような意味ですが、形容詞(クソったれな)または副詞(クソほど)としてのみ用いられます。 間投詞(ちくしょう!)としては用いられません。

次に用例を示します。

形容詞

Where's that (god)damned pen?
あのクソッタレなペンはどこなんだ?

副詞

I just did something so (god)damned stupid.
オレは今クソほど愚かなことをしちまった。

"goddamned" は "god-damned" の短縮形です。 "god-damned" の直訳は「神に永遠の神罰を下された、神により地獄行きを宣告された」です。

4.3. ガッディーム

「ガッディーム」はカタカナ語「ガッデム」の亜種、いえ上位種です。「ガッデム」では表現しきれない口惜しさや腹立たしさを表現するとき、世の人々は「ガッディーム」を用います。

カタカナ語「ガッデム」と同じく「ガッディーム」も間投詞としてのみ用いられます。

「ガッディーム」の使いこなし方

次の通り:

  • 口惜しさ/腹立たしさの強さに応じて「ー」の数を増やす。「ガッディーーム」や「ガッディーーーム」という具合。 増やし過ぎに気を付けましょう。 物事には限度があります。
  • 「ガッ」で一旦区切り、気持ちを溜めて「ディーム」と続けると効果的です。 その場合は自(おの)ずと、単に「ディーム」ではなく「ディ~ム」と抑揚を付けることになります。
  • 「ガッディーム」は2度、3度と繰り返すことで威力を高めることが可能です。 最初は小声で「ガッディーム...」。 溢れ出す気持ちが自然と口をついて出た感じ。 次に少し大きめの声で「ガッディ~ム」。 最後にとどめの「ガッ! ディ~ム!」。

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