「フューチャー」が使われた表現の意味

「フューチャー」の意味と「フューチャー」が入った表現の意味を説明します。

「フューチャー」の意味

「フューチャー」は "future" という英語をカタカナで表記した言葉です。

"future" は「未来」や「将来」という意味なので、「フューチャー」も「未来」や「将来」という意味になります。

"future" には「先物取引、先物商品」という意味もあります。 この意味の "future" は "futures(フューチャーズ)" という複数形で使われ、以前はよく証券会社の社名に用いられていました。 例えば、「ダイワフューチャーズ」や「三菱商事フューチャーズ」や「SBIフューチャーズ」などです(いずれも合併や事業譲渡などで現在は存在しない)。

「フューチャー」が使われた表現

フライ トゥーザ フューチャー(あるいは、フライ トゥー ザ フューチャー、フライ トゥザフューチャー、フライ トゥ ザ フューチャー、フライ トゥー ザ フューチャーなど)
未来へ飛ぶ
# もとの英語は "fly to the future"。 "fly" に「飛ぶ」という意味があります。 "to the future" は「未来へ」という意味。
ステレオ フューチャー
ステレオタイプの未来

# もとの英語は "stereo future"。 "stereo" とは「音声がステレオ方式の」という意味ですが、それ以外に「ステレオタイプの」という意味もあります。

「ステレオタイプ」とは「行動や考え方が画一的な」という意味です。 一般的に「ワンパターンな」とか「オリジナリティーがない」という悪い意味で用いられます。

したがって「ステレオ フューチャー」とは、「オリジナリティーがない画一的な未来」という意味でしょう。

「ステレオ フューチャー」は「BiSH」というアイドル・グループの歌のタイトルですが、この歌詞を見ると「別の表現を僕にくれよ 抜け出そう」とあります。 これが「ワンパターンなステレオタイプから抜け出したい」という意味ではないでしょうか。
パスト フューチャー
過ぎ去った未来

# もとの英語は "past future"。 "past" は「過ぎ去った」という意味(形容詞)です。 「過ぎ去った未来」という表現は矛盾していますが、その矛盾こそがこの詩的な表現の意図なのでしょう。

安室奈美恵という歌手が 2009年に発表したアルバムのタイトルが「Past < Future」で、これもカタカナでは「パスト フューチャー」となりますが、この "past" は「過去」という名詞の意味です。 したがって「Past < Future」は「過去 < 将来」となります。 「過去よりも将来を大切にしたいの」という意味でしょうか。
フューチャーアンドパスト
未来と過去、これまでとこれから
# もとの英語は "future and past"。 こちらの "past" は「過去」という意味の名詞です。 もっとも、"future and past students(将来のの学生と過去の学生)" などのように後ろに名詞が続く場合には、"past" は("future" も)形容詞です。
バック トゥ ザ フューチャー(あるいは、バック トゥー ザ フューチャーなど)
未来へ戻る

# もとの英語は "Back to the future"。 1980年代に公開されたSF映画のタイトル。

「未来へ戻る」は「過ぎ去った未来」と同じく矛盾をはらむ表現ですが、映画「バック トゥ ザ フューチャー」はSF作品でタイムマシンが登場するので、「未来へ戻る」という矛盾が矛盾でなくなっています。
オッド フューチャー
奇妙な未来(将来)
# もとの英語は "odd future"。 "odd" には「端数の、半端な、残り物の、奇数の」などの意味もあるので、「オッド フューチャー」は「半端な未来」あるいは「残り物の未来」という意味かもしれません。
フューチャーズ・アカデミー
# 商品先物取引オンライン通信口座の名称です。
イン ザ フューチャー(あるいは、インザ フューチャーなど)
未来に(将来に、これからは、今後は)

# もとの英語は "in the future"。

英国の英語(ブリティッシュ・イングリッシュ)では "in the future" を「未来のいつかに、将来のいつかに」の意味にのみ用い、「これからは、今後は」の意味には "in future" を用います。

米国の英語(アメリカン・イングリッシュ)では "in the future" が、「未来のいつかに、将来のいつかに」と「これからは、今後は」の両方の意味に用いられます。 "in future" は使われません("in future meetings" のように "future" が形容詞として使われ、その後ろに名詞が続く場合は除く)。

ブリティッシュ・イングリッシュの "in future" と "in the future" の使い分けについてですが、「未来のいつかに、将来のいつかに(in the future)」は1回きりの行為について使います。 例えば、旅行に行くとか運動会を開催するなど。 これに対して「これからは、今後は(in future)」は習慣的な行為や状態について使います。 例えば「今後は気を付けます」など。
アイ ビリーブ イン フューチャー
私は未来(将来)を信じる

# もとの英語は "I believe in future"。

"believe in" は「信じる」は「信じる」でも、「~を信頼する、信用する」とか「~の存在を信じる」とか「~の価値や正しさを信じる」といった意味です。

一般的には "in future" ではなく "in the future" でしょう。
フューチャーアップデート
今後のアップデート、将来のアップデート、この先のアップデート

# もとの英語は "future update"。 厳密には、"a future update" や "future updates" など。

「アップデート」とはコンピューターのプログラムの更新のことです。