"find it hard to~" の意味を教えて!

1. 意味

"find it hard to~" は「~するのが難しいと感じる(思う)」という意味です。

2. 解説

2.1. 各語の意味

  • find - "find it hard" では「~と思う、~と感じる」という意味で使われています。
  • it - 形式目的語です。
  • hard -「困難な、大変な」という意味です。
  • to~ - 不定詞の名詞的用法(~すること)です。

2.2. 形式目的語 "it" について

"find it hard to~" で "it" は形式目的語です。

形式目的語とは、語数が多くてかさばる目的語を文の後方に回す(*)ときに、その目的語が本来あるべき位置に形式的な(仮の)目的語として置かれる "it" のことです。 形式主語の目的語バージョンです。
(*) なぜ後方に回すのか? 複数の語のグループ(例. 不定詞)が "find" と "hard" の間に来ると "find" と "hard" の距離が開きすぎて両者の関係がわかりにくいからです。

形式目的語の作り方

次の通りです:

"find to~ hard." → "find it hard to~."

目的語である "to~" を後ろに回し、"to~" があった場所に "it" を挿入するわけです。

"it" が形式目的語で、その中身が "to~" です。

html に例えれば、"it" がリンクで "to~" がリンク先のコンテンツです。

2.3. "find it hard to~" は第五文型

"find it hard to~" は学校で習う5文型で言えば第五文型に当たります。

第五文型はSVOCで、が主語、が動詞、が目的語でが補語という構造です。

どれがどれ?
  • 主語(S)・・・不明("find it hard to~" が完全な文ではないので)
  • 動詞(V)・・・"find"
  • 目的語(O)・・・"it"(中身は "to~")
  • 補語(C)・・・ "hard"
重要なのは「O=C」

第五文型では「O=C」なので、"find it hard to~" では「it = hard」という関係が成立します。

そして "it" の中身が "to~"(=すること)なので、「~すること=大変」という意味になります。

2.4. "find it hard to~" の理解のされ方

"find it hard to~." という表現に遭遇した人は:
  1. まず、"find it hard" まで読み進めて「なにか(it)が難しいんだな」と理解します。
    この時点で、"it" が形式主語であることや 「it = hard」 であることは承知しています。 でも、何が「難しい」のかは分かっていません。
  2. 次に、"hard" の後ろに続く "to~" の部分を読んで、"it" の中身を知ります。
  3. そして文を完全に理解します。「~すること(to~)=困難(hard)」なのだと理解します。

3. 用例

find it hard to do~
~するのは大変だ(と感じる、思う)
# "find it hard to~" の "find" は、前述のように「~と思う、~と感じる」という意味ですが、実際には単に「~である、~だ」と訳して問題ないケースが多いと思います。
Hyperactive children find it hard to concentrate.
多動の子供たちは集中するのが困難だ(と感じる)。

# 「多動」とは落ち着きがないことです。

「多動の子供たちにとって、集中するのは困難である」と訳すと自然な日本語になります。
You may find it hard to believe, but~
信じがたい(と感じる)かもしれないが、~なんだ。
# 直訳は「あなたは(これから私が言うことを)信じることが大変だと思うかもしれない。 しかし~」です。
I find it hard to understand.
私には理解が困難だ(と思う)。