質問: 昨日、街頭で占い師の女性に呼び止められ告げられました。「そこのあなた! あなたの家に 12,936匹のコックローチが、あっ、今また6匹ふえ...」
そこまで聞いて、私はその場を全速力で後にしました。 原因不明の悪寒が私の全身を走り抜けたからです。
汗びっしょりで帰宅した私。 心の中は謎の不安で一杯。 汗に濡れて気持ち悪くなった服を着替えもせず私は考え込みました。 コックローチって何? どうしてこの言葉を聞いただけで不安でたまらなくなるの? あの占い師に「コックローチ」の意味を訊いておけばよかった。
「コックローチ」の正体が気になって気になって昨晩は一睡もできませんでした。 どうか教えてください。「コックローチ」とは、どういう意味なんでしょう? 単位が「匹」ということは生物なんでしょうけれど、1万匹以上もいるなんて一体どんな生き物なのかしら?
回答: 心中お察しいたします。 大変な目に遭いましたね。 さて、それではご質問に早速お答えすると致しましょう。 とても不快で恐ろしい真実をあなたは知ることになりますが、 回答を遅らせてもあなたの不安は募るばかり。 恐怖は乗り越えれられても不安は乗り越えられない。 私があなたの不安を恐怖に変えて差し上げましょう。
では今から「コックローチ」の意味をお伝えします。「コックローチ」の意味はですね... ぶっちゃけ「ゴキブリ」です。 あっ、大丈夫ですか? 気を失わないで! 大丈夫、大丈夫です。 私がついてます。
ふぅ、落ち着きましたか? それでは「コックローチ」という言葉について詳しく説明しましょう。 こら逃げるな! 最後まで聞いていけ。
ふぅー、やっと捕まえた。 では、えへへ、詳しい説明をね。 ウフフ 聞いて頂きましょうか。 以下の通りです。
1. 英語に戻すと
「コックローチ」を英語に戻すと "cockroach" です。
2. 定義
"cockroach" の定義は次の通り:
家屋に住み着く黒色または茶色の昆虫。 エサとなる物が豊富な温かい家を好む。 素早く走るうえ、羽を持ち飛ぶことがある。
この定義に該当する生物は残念ながら、やはり「ゴキブリ」です。 え? カブトムシはどうかって? 違います。 カブトムシは家に住み着きませんし素早く走りもしません。 諦めましょう。
クワガタ? カナブン? 同様です。 あなたは家に住み着き生ゴミを漁るクワガタやカナブンを見たことがありますか? 諦めなさい。
認めるのです。「コックローチ」に該当する生物はゴキブリしかあり得ません。 あなたの家にそれが1万匹超いて、こうしている今も増え続けています。
3. 語源
英語の "cockroach" の記録に残る最古の使用例は 1616年です。
cucaracha → cockroach
"cucaracha" は、まず "cacaroch" という綴りで英語に輸入されました。
その "cacaroch" が "cockroach" という綴りになったのは、17世紀初頭に既に英語の語彙として存在した "cock" と "roach" の影響です。 当時の英国人が、"cacaroch" という耳慣れぬ語を、耳馴染みのある "cock + roach" に置き換え "cockroach" にして受け入れたわけです。