"All you have to do is..." の意味と用法

"All you have to do is..." という表現の意味と用法を説明します。

目次
  1. 意味
  2. 解説
  3. 用例
  4. 用法
    • To不定詞 vs. 原形
    • ~ing

意味

"All you have to do is..." の逐語訳は「あなたがしなくてはならない全てのことは...である」です。

"All you have to do is..." を自然な日本語に訳すとあなたがすべきなのは...だけだとなります。

使用例

All you have to do is dance.
あなたがすべきなのはダンスだけだ。
# 「今はただ踊りましょう」という感じです。

解説

All

すべてのこと」という意味です。

you

あなた」という意味です。

have to do

しなくてはならない」という意味です。

"have to..." は「...しなくてはならない」という意味で、その「...」の部分に「する」という意味の動詞 "do" が入っているので、「するしなくてはならない」すなわち「しなくてはならない」という意味になります。

"have to..." の "to..." は不定詞なので、「...」の部分には動詞の原形が入ります。

All you have to do

"All" と "you have to do" の間に関係代名詞の "that" が省略されています。 それを補うと次のようになります。
All that you have to do

関係代名詞は、説明する言葉説明される言葉をつなぎます。

"All that you have to do" では、"you have to do" が「説明する言葉」で、"All" が「説明される言葉」です。 "All" がどのようなモノであるかを "you have to do" が説明しています。

関係代名詞における「説明する言葉」と「説明される言葉」の関係を日本語にするときには、「《説明する言葉》のような《説明される言葉》」と考えると良いでしょう。 この「のような」に相当する英語が "that" です。

したがって "All that you have to do" は、「"you have to do" なような "All"」となります。

"All" が「すべて」で、"you have to do" が「あなたはしなくてはならない」なので、"All that you have to do" は「あなたがしなくてはならないようなすべて」という意味になります。

これをもっと自然な日本語にしたのが「あなたがすべき全て」です。

All you have to do is...

"All you have to do is..." は「あなたがすべき全ては...である」という意味です。

"A is B." は「AはBである」という意味ですが、このにあたるのが "All you have to do is" で、にあたるのが "..." です。

用例

All you have to do is do your best.
君がすべきはベストを尽くすことだけだ。
# スポーツの試合の前に使われそうな表現です。
All you have to do is try.
君がすべきは挑戦(努力)だけだ。
All you have to do is ask.
あなたがすべきは頼む(尋ねる)ことだけだ。
# 頼み(尋ね)さえすれば要求に応じてもらえる(答えてもらえる)という状況です。
All you have to do is stay.
あなたがすべきは、とどまることだけ。
# 歌の歌詞の一部です。 「私といっしょに居てくれさえすればいいの」という感じです。
All you have to do is stay a minute.
あなたがすべきは、少しの間とどまることだけ。
# 歌の歌詞の一部です。 "minute" は「分」という時間を意味です言葉ですが、「少しの間」という意味もあります。
All you have to do is dream.
あなたがすべきは夢を見ることだけ。
# 歌のタイトルです。

用法

"All you have to do is" の後ろに続くものに関する説明です。

To不定詞 vs. 原形

理屈からすれば "All you have to do is" の後ろには「to 不定詞」(名詞的用法)が続くはずですが、現実には動詞の原形(変化していない元の形)が続くのが一般的です

例えば、"All you have to do is to ask." よりも "All you have to do is ask." のほうが遥かに一般的なのです。

この "to" を伴わない "ask" も不定詞ではあるのですが、"to" が無いので「原形不定詞」や「ゼロ不定詞」と呼ばれます。

英文の使用例を集めたデータベースで調べると、"All you have to do is" の後ろに「to 不定詞」が来るケースはかなり稀です。 英語を母国語とする人の中には、「to 不定詞」が続くのに違和感を感じる人もいます。

~ing

"All you have to do" の後に動名詞(~ing)が来て "All you have to do is ~ing." となることはありません

All you have to do is ask.

All you have to do is asking.
英語を母国語とする人は、"All you have to do is ~ing." を理解はできますが「妙な文だ」と感じます