カタカナ語「アグリー」の意味を解説します。
原語
「アグリー」というカタカナ語に対応する英語としては "agree" と "ugly" の2つが考えられます。
原語の意味
"agree"
"agree" は「同意する」という意味です。 動詞です。
"agree" には「合致する」や「適する」などの意味もあります。
"ugly"
"ugly" は「醜い、目に不快な、不細工な」という意味です。 形容詞です。
"ugly" には「(視覚的なものに限らず)不快な、嫌な、不吉な、不機嫌な」といった意味もあります。
カタカナ語の「アグリー」
同意する
カタカナ語の「アグリー」はもっぱら「同意する」の意味で使われるようです。
例えば「そのプランにアグリーする」や「キミにアグリーだ」などの使い方であれば、その「アグリー」は "agree" のカタカナ語です。 「アグリー」を「同意」に置き換えて意味が通るなら、その「アグリー」は「同意する」の意味です。
"agree" の対義語(意味が反対の言葉)は "disagree" で、この言葉も「ディスアグリー」というカタカナ語で使われることがあるようです。 ただ、「ディスアグリー」は長ったらしいので広まらないと思います。
用例
醜い
カタカナ語の「アグリー」はもっぱら「不細工(ブサイク)」の意味で使われるようです。
例えば「そこのオブジェはなんてアグリーなのかしら。 そう、そのオブジェよ。 あなたの首の上についてるやつ」や「アグリーなプランだ。 アグリーなプランだ、と言ったんだ」などの使い方であれば、その「アグリー」は "ugly" のカタカナ語です。 「アグリー」が形容詞として使われています。
用例
検索で見つかった用例を見ると、「醜い」の意味の「アグリー」は今のところファッション方面でよく使われるようです。 バロック調というか、衣服や装飾品に意図的に作り出した少し歪(いびつ)な部分を指して「アグリー」と言うのでしょう。
「アグリー」がクオーテンション(" ")や括弧(かっこ)でくくられているケースが多いところを見ると、形容詞としての「アグリー」は今まさに普及しつつある最中なのでしょう(まだ一般の層に浸透していないからカッコでくくられる)。