意味
"I need someone to..." は「(私には)...してくれる誰かが必要だ」とか「(私には)誰か...してくれる人が必要だ」という意味です。
用例
I need someone to satisfy me.
私を満足させてくれる誰かが必要だ。
# "satisfy..." で「...を満足させる」という意味。
I need someone to talk to.
話相手になってくれる人が必要だ
# "talk to..." に「...に語りかける」や「...と話をする」などの意味がある。
I need someone to help me.
誰か私を助けれくれる人が必要だ。
I need someone to save me now.
いま私を救ってくれる人が必要だ。
# "save" には色々な意味があるが、ここでは「救う」という意味。
I need someone to hold me.
誰か私を抱きしめてくれる人が必要だ。
I need someone to cheer me up.
私を元気づけてくれる誰かが必要だ。
# "cheer...up" で「...を元気づける」。
I need someone to love me tonight.
今夜わたしを愛してくれる誰かが必要だ。
解説
"I need someone to..." を分解および再構成して説明します。
"I"
"I" は一人称の代名詞で、「私」という意味です。
"need"
"need" は「必要とする」という意味の動詞です。
"someone"
"someone" は「誰か」という意味の代名詞です。 "someone" には「重要な人」という名詞としての意味もありますが、"I need someone to..." という表現においては代名詞のほうの意味で使われています。
"to..."
"to..." は実に様々な意味で使われますが、"I need someone to..." という表現においては不定詞の形容詞的用法として使われており、その意味は「...するような」というものです。
不定詞の形容詞的用法について
- 「不定詞」とは、「to+動詞の原形」という組み合わせが名詞・形容詞・副詞のいずれかとして機能するというものです。 動詞の原形とは、時制や人称で変化していない基本的な形態の動詞のことです。 "I need someone to..." の "to..." は不定詞なので、"to..." の "..." の部分には動詞の原形が入ります。
- 「不定詞の形容詞的用法」とは、不定詞が名詞・形容詞・副詞のうちの形容詞としての役目を担うということです。 "I need someone to..." において、"to..." は "someone" を修飾(どういうものであるかを説明)しますが、この "someone" が代名詞であり、代名詞を修飾するのが形容詞の役割であるため、"I need someone to..." の、"to..." は「形容詞的用法」です。
"someone to..."
上記の説明から、"someone" と "to..." を組み合わせた "someone to..." が、「...するような誰か」という意味になることがわかると思います。
"I need someone to..." という表現では、"someone to..." の前に来るのが "need(必要とする)" という受益的なニュアンスを持つ動詞である関係で、「...するような誰か」という言い方よりも「...してくれるような誰か」という言い方のほうが日本語として自然になるケースが多数です。
"I need someone to..."
"I need someone to..." の全体像を見ると、"I" が主語、"need" が動詞、"someone to..." が目的語というSVO(第三文型)の構造です。
「"I(私)" が "someone to...(...してくれる誰か)" を "need(必要とする)"」 というわけです。