質問:「ブラッディ」とは、どういう意味ですか?
回答:「血まみれの」などです。
詳しくは以下をご覧ください。
1. 英語に戻すと
「ブラッディ」を英語に戻すと "bloody" です。
2. 言葉の成り立ち
"bloody" は "blood" と "-y" から成ると見なせます:
- blood ・・・「血、血液」を意味する名詞
- -y ・・・「~の性質を持つ」を意味する接尾辞
3. 詳しい意味
"bloody" は基本的に形容詞ですが、副詞の意味もあります。
- (顔などが)血まみれの、(お肉などが)血の滴る
- (鼻などが)流血している、血が出ている
- (戦闘・抗争・事件などが)大量の殺傷を伴う、血塗られた(歴史とか)、残虐な(殺人など)
- 激しい(実際の流血を伴わない)
- 血を含有する、血を成分とする
- 《強意の副詞》すごく~、とても~、まったく~、ちっとも~
余談ですが、「強意の副詞」の意味の "bloody" が訛った "bally" という言葉があります。 "bally" は「バリ」と発音します。
この「バリ」と発音も意味も同じ言葉が(関西の、それも特定の時代に限った若者言葉かもしれませんが)日本語にも存在します。
それは「ばり」です。 例えば「ばりええ」で「とても良い」という意味です。4. カタカナ語「ブラッディ」の用例
4.1. ブラッディマンデイ
英語に戻すと "Bloody Monday"。 直訳は「血の月曜日」。
歴史上の事件
多数の死傷者を出す血なまぐさい事件が月曜日に発生すると、"Bloody Monday" と呼ばれがちです。 世界各国に "Bloody Monday" と呼ばれる事件・虐殺・テロがいくつも存在します。
ブラッディ・マンデイと同じような感じで、「ブラッディ・チューズデイ(血の火曜日)」や「ブラッディ・ウェンズデイ(血の水曜日)」などもあります。 確認してはいませんが、月曜日から日曜日まで全部あると思います。
マンガ
少年マガジンに 2007~2009年に『ブラッディマンデイ』というマンガが連載されていました。 作中のテロ計画の呼称が「ブラッディ・マンデイ」です。 月曜日に決行の予定だったのでしょう。
4.2. ブラッディマリー(ブラッディーメアリー)
英語に戻すと "Bloody Mary"。 直訳は「血まみれメアリー」など。
女王さま
イングランド女王メアリー1世(1516~1558年)の異名が「ブラッディー・メアリー」でした。 容赦なくプロテスタントを迫害したからです。
カクテル
ウォッカとトマトジュースのカクテルが「ブラッディマリー」と呼ばれます。
カクテル「ブラッディマリー」の名前の由来には複数の説があります。 その1つは上記の「女王さま」です。