"You don't have to..." の意味をわかりやすく説明

"You don't have to..." という英語の表現の意味について解説します。

意味

"You don't have to..." は「あなたは...する必要がない」とか「(無理に)...しなくていいよ」といった意味です。

「...してはいけない」という意味ではなく「してもいいけど、しなくてもいいよ」ということです。

You don't have to love me.
私を愛してくれる必要はないよ。
# 例えば「私を愛してくれれば嬉しいけど、あなたが私を愛してくれなくたって私はあなたを愛しているよ」というようなときに用いられる表現です。
You don't have to carry the weight of the world.
世界の重荷をあなたが背負う必要はない。
# "carry" が「運ぶ」という意味で、"the weight of the world" が「世界の重荷」という意味です。 「なんでもかんでも自分ひとりで抱え込まなくていいんだよ」という感じの意味でしょうか。

解説

"You don't have to..." を各パーツに分けて説明します。

"You"

"You" は「あなた」という意味です。

"don't"

"don't" は "do not" の短縮形で、否定文(~ない)を作るのに用いられます。

"have to"

"have to..." は助動詞で、「...しなくてはならない」という義務を意味します。 「...」の部分に来るのは動詞の原形(時制や人称で変化していない基本的な形態)です。

"You have to..."

"don't" を伴わない "You have to..." だけだと、「あなたは...しなくてはならない」という意味になります。

No, you have to see her now.
いいえ、あなたは今すぐ彼女に会わなくてはならない。
# "see" はこの文では「(人に)会う」という意味で使われています。
You have to sleep at least seven hours a day.
あなたは1日あたり少なくとも7時間は眠る必要があります。
# "sleep" は「眠る」、"at least" は「少なくとも、最低でも」、"seven hours a day" は「1日あたり7時間」という意味です。

全体

"You don't have to..." では、「...しなくてはならない」という意味を持つ "have to..." と否定の意味を持つ "don't" が組み合わさって「...しなくてもよい」という意味を持つに至っています。
...してはならない」と言いたいときには "You must not..." という表現を用います。 "You don't have to..." は "You don't need to..." と同じ意味です。

発音

"You don't have to..." はカタカナでは「ユードントハフトゥ」と表記されるのが一般的です。 "have to" を「...しなくてはならない」という義務の意味で用いるとき、"have" の発音が「ハブ」ではなく「ハフ」と清音になるからです。

ただし、"have" と "to" が続く場合に必ず "have" が「ハフ」と清音になるわけではないので注意が必要です。 あくまでも、"have" と "to" が1つのユニットとして義務の意味で用いられる "have to" に限った話です。(*)

また、"You don't have to..." の実際の発音は、"don't" が「ドン」で "have to" が「ハフタ」という感じなので、「ユードンハフタ」という感じです。

(*) 義務の意味ではない "have to" とは、例えば次のようなもの: "...but when the only tool you have to work a stone is a harder piece of stone..." (...石を加工するのにあなたが持っている唯一の道具が、加工対象である石よりもっと硬い石だけであるとき...)

この用例では、"tool you have to work a stone" の部分の意味的な区切りが "tool / you have / to work a stone" となります。 "have" と "to" が意味的に分断されているわけです。

"you have(あなたが所有する)" と "to work a stone(石を加工する)" がそれぞれ別途に "tool(道具)" を修飾しています。 "you have" は手前に "that" が省略された関係代名詞節(形容詞節)で、"to work a stone" は不定詞の形容詞的用法(形容詞句)です。