"with u" の意味。 注意が必要なケースも?

"with u" の正体

"with u" の正体は "with you" です。 この2つの表現は全く同じ意味です。 "with u" の "u" が "you" と同じだからです。

"with you" の意味

それでは、その "with you" はどういう意味なのでしょうか?

"with you" は基本的にはあなたと(キミと/お前と)」という意味です。 あなた・キミ・お前のうちどれが最適であるかは、"with you" という言葉を誰が誰に向かって発するかにより異なります。
I wanna spend the rest of my life with U.
オレは残りの人生をオマエと過ごしたい。
# "wanna" は "want to" と同じ意味で「~したい」。 "the rest of" は「~の残り」。 この例文では "U" が大文字になっていますが、小文字の "u" と意味などに違いはありません。

「あなたと」とは限らない

前置詞 "with" には色々な意味があり、その中で最もよく使われるのが「~と」なので、上記の説明では "with you" の基本的な意味として「あなたと」を挙げましたが、"with you" を常に「あなたと」と訳すわけではありません。

"with" の意味は実に多様なので、その全てをここで網羅するわけにはいきませんが、"with you (with u)" を「あなたと」と訳すのではない例を以下に少し挙げておきましょう。
I agree with you(with u).
キミに同意する。
# "agree with~" で「~に同意する、賛成する」。
What's the matter with you (with u)?
どうしたの?
# "matter" は「問題」という意味。 「何か問題でもあった?」と尋ねるときの表現です。 この例文の "with" は「~にとって」や「~に関して」という意味。

"you" を "u" と表記する理由

"u" は "you" と発音が同じであるため、カジュアルな場面において "you" の代わりに用いられることがあります。

"u" を "you" の代わりに用いるのは当初はネット文化の1つで、その理由は「"u" は "you" に比べて文字数が少なくキーボードなどから入力するときの労力が少なくて済む」というものでした。

"you" と "u" は2文字しか差がありませんが、ネットのチャットでは大量のテキストを高速で入力するうえ、"you" という言葉は非常に頻繁に使われるので、たとえ2文字であっても労力に大きな違いが生じます。

しかし現在では、口語的な英語表現が登場する歌の歌詞などでも "you" の代わりに "u" が使われています。

"with u" が "with you" とは限らない

"with u" の "u" が "you" の意味でないケースもあります。
The mean roughness (Ra) was unchanged after P-, significantly increased after S - and decreased after T-treatment, when compared with U.
U処理をした表面と比べたときの粗さの平均値(Ra)は、P処理の後には変化がなかったが、S処理の後には増加し、T処理の後には低下した。
# この例文の "U" は、後ろに "-treatment" という語が省略されていて、「U処理」という意味になります(U処理が何なのかはともかく)。

文全体を見れば "U" が "you" でないのは明らかですが、一応は "with U" が必ずしも "with you" とは限らないという見本です。

この例文はそもそも、"with" を「~と」と訳さないケースの例として "compared with u" の例文をネットで探していて見つけたものです。

"compared with u" で検索して見つかった例は、"u" が "you" ではない科学系の論文ばかりでした。 もっと探せば "u" が "you" の "compared with u" も見つかるかもしれませんが、少なくともそういうケースが一般的でないとは言えそうです。

たぶん、"compared with" というのが堅い表現なので、ざっくばらんな "you" としての "u" と相性が悪いのでしょう。