「仮面ライダージオウ」の "Over Quartzer" の意味について

「仮面ライダージオウ Over Quartzer」というタイトルの映画が公開されていますが、"Over Quartzer(オーヴァー クォーツァー)" とは一体どういう意味なのでしょうか?

"Quartzer" とは?

"Quartzer" という英語はない

"Over Quartzer" という言葉は "Over" という語が含まれていることから明らかに英語ですが、英語の辞書に "Quartzer" という語は載っていません。

造語にしても意味不明

"Quartzer" は "quartz" の末尾に "-er" をくっつけて作られた造語だと考えられます。

  • "quartz" は「石英」あるいは「石英ガラス」という意味の名詞です。 "quartz" には「石英」や「石英ガラス」の他に意味はありません。
  • "-er" は名詞の後ろに付いて、「~するもの(者または物)」という意味の名詞を形成する接尾辞です。

しかし上記を材料に考えても、"Quartzer" の意味はまったくわかりません。 「石英するもの」だなんて理解不可能です。

あらすじを見てみた

映画「仮面ライダージオウ Over Quartzer」のあらすじを見ると、「クォーツァー(Quartzer)」は「歴史の管理者」のことだそうです。

"Quartzer(クォーツァー)" は明らかに造語ですが、この映画の原作者はどういう根拠で「歴史の管理者」を "Quartzer" と命名したのでしょうか?

推測

"quartz" に関連する語として、"quartz crystal(クォーツ・クリスタル)" というものがあります。

"quartz crystal" は「水晶振動子」の材料です。 そして、この水晶振動子はコンピューターのほか時計の部品としても使われています。

仮面ライダージオウは時計の仮面ライダーのお話ですし、「歴史」を「時の流れ」と考えれば「歴史の管理者」と時計の部品である水晶振動子(クォーツ・クリスタル)の間にも接点があります。

どういう理由で「歴史の管理者」が「クォーツァー」と命名されたのか厳密には不明ですが、「水晶振動子(クォーツ・クリスタル)を司る者」という感じなのかもしれません。

"Over Quartzer" 全体の意味は?

"Quartzer(クォーツァー)" が「歴史の管理者」というキャラクターの名称だとして、"Over Quartzer" 全体はどういう意味になるのでしょうか?

"over" には色々な意味がありますが、"Over Quartzer" という表現においては「~を超えて」という意味ではないでしょうか。

"over" の「~を超えて」という意味にも、「~に勝る、~を克服して、~を通り過ぎて」という様々な意味が含まれますが、"Over Quartzer" ではどの意味で使われているのでしょうか?

明確なところは不明ですが、漠然と「クォーツァー(歴史の管理者)を超えて」とするのでも映画のタイトルとして一応は通用しそうです。 「仮面ライダージオウ ~クォーツァーを超えて~」という感じ。 「クォーツァーを乗り越えて」という感じなんでしょうかねえ?

はじめに思ったこと

"over quartzer" という語を見て私がまず連想したのは「オーバークロック」という言葉でした。 オーバークロックとは、PC(パソコン)のクロックの周波数を上げてPCに高い性能を発揮させるという裏技のことですが、この「クロック」に水晶振動子が関わっています。

そこで私は、"over quartzer" とは「時計の水晶振動子の動作速度を上げて加速する者」という意味なのかと思ったりもしました。

そこまで思ったところで、映画「仮面ライダージオウ Over Quartzer」のあらすじを見て、「クォーツァー」が「歴史の管理者」のことだと知りました。

そうすると、"Over Quart" という造語がまず先にあって、それに "-er" が付き "over quartzer" になったという説は信憑性が弱まります。 そもそも、"overquart" や "over-quart" ではなく、"over quart" という具合に "over" と "quart" が完全に分離しているのですから、"-er" の作用が "over" にまで及ぶと考えるのは少し無理がありました。

可能性は薄い...が?

この映画のあらすじを見て織田信長が登場すると知ったとき、"Over Quartzer(オーヴァー クォーツァー)" という言葉から「オーバーロード」という言葉も連想しました。

「オーバーロード(overlord)」とは「君主の中の君主、大君主」という意味で「圧制者」というニュアンスもあります。

あらすじだけでは織田信長がどう関わるのかも結末も全く不明なのでなんとも言えませんが、"Over Quartzer" が「クォーツァー(歴史の管理者)の中のクォーツァー」という意味なのかもしれないとも思いました。 信長が「オーバーロード」というイメージなので。

まあ、こちらの説を取るにしても、「オーバーロード(overlord)」の例にならえば "over quartzer" ではなく "overquartzer" となるはずですが。

つまるところ、"over quartzer" の意味を確認するにはこの映画を観るしかないというわけですね。